ドライブデビュー 短時間編



ドライブデビュー 短時間編



ちゃいが家にきてからというもの、私達は早くも来る冬の事を考えておりました。
(当時私は妊娠中でした)
赤ん坊とちゃいを連れて多分他人には無謀とも言えるスノボ旅行。
でも私の上司が言った一言が私達を奮い立たせました。

子供がいようといまいと遊ぶのは自分達の気力体力次第

子供はまだお腹の中。
それならば先ずちゃいの訓練をせねばっ!!

000020ぷっぷ~♪


ちゃいのドライブデビュー&散歩デビューは、初夏の元町にしました。自宅から車で近いことと、商店街は人通りが多いので人になれさせるにはもってこいだとおもったからです。その頃のちゃいは、まだ4ヶ月になったばかりで道行く人の多くが「可愛い~」とか「わぁ~」とか声を掛けて触ってくれる事が多かったです。(今はあまり言われませんが)
当日は朝の涼しいうちに出かけました。助手席に私が乗りちゃいを膝に抱きました。ちゃいは落ち着きがなくさかんにフンフン臭いを嗅ぎ回っていました。私としては「窓から顔を出すあどけないちゃい」という図を思い描いていたのですがちゃいは一向に窓から顔を出すどころか、窓の外を見ようともしませんでした。思ったよりは騒ぎもせず、これなら将来スキー場も大丈夫ね、と早くもそんなことを思ったりもしました。車から降りてちゃいを歩かそうとすると、これが歩きません。普段家の中にいるせいか環境が変わって戸惑っている様子でした。

スパルタ教育の私達は
文字通りちゃいの首に縄を括りつけて引きずろうとしたのですが、
流石に可愛そうで散歩デビューの殆どが抱いて過ごす羽目になりました。
50メートル歩くのに10分以上は掛かったと思います。
それでも沢山の人に声を掛けられて触ってもらったことで
少しは度胸もついたように思われました。

歩きたくない

帰りの車の中でも割と大人しく「優秀、優秀」犬馬鹿ぶりを発揮した私達でした。がしかし、所要時間約4時間弱の間私達が「それっ、ワンツーチー ワンツーチー」と用を足すように促しても一向にする気配がありません。したいのにできない、そんな素振りです。あんまり繰り返し「ワンツーチー」を繰り返して言ってたので、なんとなく呪文のように聞こえてきたほどです。根負けして私達は帰ることにしましたが、まさか車の中でやっちゃったりしないかしらとの一抹の不安がありました。なんとか抱きかかえて帰ってきましたが、家に帰ってくると一目散に自分のトイレに掛け込みました。長らく溜め込んでいたようです。「ちゃいよ~、スキー場へや少なくとも一日がかりなんだよぉ~。それでもお前は我慢するのかい・・・・」ああ、スキー場へ行くためには、外で用を足すことを覚えてもらわないと・・・・。一気にブルーになる私達なのでした。


© Rakuten Group, Inc.